今回は、
「保証会社」
「家賃保証会社」
について、
詳しく掘り下げます。
部屋を借りるときの登場人物については、前回記事をご覧ください。
前の記事ではさらっと触れた程度でしたが、
今回は深堀します。
一見
「めんどくさい」
とか
「よくわからない」
というお声が多いですが、
深く知ると、
大家さんと借主さんをつなぐ、
貴重なファシリテーターであることがわかってきます。
「保険」とは違うけど、「万一のリスクに備える」という点では似ている保証会社
国土交通省の調査によれば、保証会社が業務を開始した年は2006年から2010年の間が最も多い結果となっている様子。家賃保証をめぐる消費者からの相談件数(全国の消費生活センターなど)は2008年に急増し、それ以降は高止まり。
昔から、
「人に貸したら、あげたと思え」
などと言うように
お金ではなくても、
部屋を借りるときでも、
家賃の不払い、
滞納というのは昔からつきものでした。
12部屋に一部屋の割合で滞納が起きているというデータもあるほどです。
滞納が起きるとさあ大変、
注意して払ってくれればいいですが、
お金を払わずに居座る・・・。
あるいは滞納するだけして荷物を残して夜逃げ・・・。
残ったものの始末も勝手に出来なかったり、
想像以上に大変なんです。
こんな苦労してたら、大家さんなんてやってられない。。。
ところが!
ここで、「保証会社」
の登場です。
そう、保証会社って、
大家さん 貸主 を保護する仕組みなんですね。
大雑把に言うと
「借主」から料金をもらい
「大家さん」
に滞納が起きたときに家賃を肩代わりする、
もしくは
滞納家賃の回収(取り立て)や、場合によっては強制退去、
訴訟といった手続きまで、大家さんに代わってしてくれる
というもの。
で、借主からもらう料金はどのくらいか?
多くは、
家賃の総支払月額(家賃に、共益費や町費などすべてを足しこんだ合計額)
の50%~100%を、契約時に支払うというものが多いです。
保証会社さんによっては、毎月、家賃の何%という形で徴収する形態もあります。
あれ?思ったより安い?
これだと、滞納何カ月もしたりしたら、損じゃない?
と思うかもしれません。
でも、そこは、保険と似ていますね。
”滞納が起きたお部屋”
単体の取引に関しては赤字でしょうが、
先ほどのデータでみたとおり、
全ての部屋で滞納が起きるわけではなく、
当然、きちんと毎月家賃を支払う人の方が、割合としては多いわけです。
保険は、何も事故が起きなければ掛け捨て保険料は文字通り
「払いっぱなし」です。
保証会社も、滞納が起きなければ、保証料金は「払いっぱなし」
これが保証会社さんの利益になるわけですね。
よく考えられた仕組みだと思います。
これが、滞納に悩む大家さんにも、時には連帯保証人がいない借主さんにも助けとなって、
ここ15年ぐらいの間に、いっぺんに普及しました。
感覚ですが、今では保証会社を通さない物件の方が少ない、
特に新築や築浅のマンションなどではほとんど必須なのではないでしょうか。
上場会社の正社員の方は保証会社加入免除であったり、一部にそう言ったケースはありますが、
保証会社というのがお部屋を借りるときには、セットになって身近なものになってきているのは、確かです。
少し長くなりましたが、
保証会社は、滞納問題に悩む大家さんにとって、
とても便利な制度であるということがご理解いただけたかと思います。
次回は、
借主さんにとって保証会社がどんなものか、
お部屋を借りるときどういった点に注意したらいいかをお伝えします。
親切丁寧なお部屋探しなら雨宮!
清潔で快適な生活環境づくりを目指す、名古屋市北区のハウスサービス企業AMEMIYA