聞いたことのある方が多いのではないでしょうか?
健康被害をもたらすと騒がれているアスベスト問題ですが、残念ながら使われている中古住宅が未だに存在します。
マンションやアパートだけでなく、一般住宅においても使用されている可能性があるのでしっかり見極める力が必要です。
今回はアスベストの使用された住宅に見分け方についてです。
アスベストとは、「繊維状ケイ酸塩鉱物」のことで石綿とも言います。
熱や摩擦、酸性にもアルカリ性にも強く、保温・防音効果も高めてくれる建材として扱われていました。
しかし、その繊維は細かく、口や鼻から吸い込むと健康被害を及ぼしてしまうため、現在は規制されています。
具体的な健康被害を挙げると
・肺がん…肺に発生する悪性腫瘍
・石綿肺…アスベストを吸い込むことで起こる、肺組織の瘢痕化
・中皮腫…中皮細胞から発生する「がん」
・石綿肺…アスベストを吸い込むことで起こる、肺組織の瘢痕化
・中皮腫…中皮細胞から発生する「がん」
どれもできればなりたくない病気ですね・・・
☆一般の中古住宅でも使われている!?
残念ながら一般の中古住宅においても使用されている可能性はあります。
屋根材・壁材・天井材にアスベストを含んだスレートボードが使用されている可能性は捨てられません。
しかし、壁の内側に設置するため空気の流れがなければ生活空間にアスベストが流れ込むことはないでしょう。
それでもちょっと心配ですよね・・・
☆アスベストを使用した住宅の見分け方
住宅・建物にアスベストが含まれているかどうかの基準の一つとして、築年数で見分ける方法があります。
もちろん断定することはできませんが、以下のような考え方ができます。
築年数
・2006年以降→リスク小
・1995年以降2006年以前…リスク中
・1995年以前…リスク大
・2006年以降→リスク小
・1995年以降2006年以前…リスク中
・1995年以前…リスク大
アスベストの規制は1975年から始まりました。
改正をを重ね、2006年には「アスベストの含有量が重量の0.1%を超える製品を全面禁止とする」として含有基準が引き上げられています。
しかしこれを知ったところでアスベストが使用されているかどうかはわかりません。
やはり専門のプロに検査してもらうのが良いでしょう。
アスベストの調査の流れは以下の通りです。
①建築図面のチェック
②現場視察で目視確認
③建材をサンプルとして採取・解析
④後日、調査結果を依頼主へ報告
②現場視察で目視確認
③建材をサンプルとして採取・解析
④後日、調査結果を依頼主へ報告
健康第一です!
住宅を購入する際は健康被害にも注視しながら決めていきましょう!!